【有馬記念】(2)パンサラッサ 大逃げ絶好枠!戦法に迷いなし波乱演出必ず
2021年12月24日 05:30
競馬
矢作厩舎は今年、ラヴズオンリーユーが香港、米国の国際G1・3勝。昨年の3冠馬コントレイルはジャパンCで見事、ラストランを飾った。矢作師は「願ってもない最高の枠。コントレイル(のジャパンC)と同じ枠だしね。今年は枠順がついているな(笑い)」
さらに、同じ逃げ馬のタイトルホルダーが大外の16番に入った。内から主張すれば、ロスなく先手を奪えそう。指揮官は「スタートセンスとこの枠順で自分から大きくリードを取りたいし、自分の形に持ち込みやすい」と鞍上の菱田に託した。
前走の福島記念はハイペースの大逃げで後続を完封。引き続きコンビを組む鞍上は「舞台は整ったと思います。スタートを決めて行きたいですね」とゲートに全集中の構えだ。
デビュー10年目の鞍上にとって、有馬記念は3度目の参戦(過去2回はラストインパクトとのコンビで14年7着、15年12着)となる。「乗せてもらえることに感謝して、元気いっぱいに逃げ切りたいと思います」と堂々宣言した。戦法に迷いはない。世界を制した厩舎の勢いも追い風に、アッと驚く大逃走劇で波乱を演出するか。