【ホープフルS】アスクワイルドモア ぐんぐん加速ラスト12秒3!武豊JRAのG1完全Vへ弾んだ

2021年12月24日 05:30

競馬

【ホープフルS】アスクワイルドモア ぐんぐん加速ラスト12秒3!武豊JRAのG1完全Vへ弾んだ
坂路にて併せ馬で追い切るアスクワイルドモア(左)(撮影・亀井 直樹) Photo By スポニチ
 中央競馬今年最後のG1「第38回ホープフルS」(28日、中山)の追い切りが23日に栗東トレセンで行われ、札幌2歳S2着のアスクワイルドモアが坂路で熱のこもった動きを披露。鞍上・武豊(52)のJRA・G1完全制覇が懸かる一戦に向け、仕上がりの良さをアピールした。なお、同レースの出走馬、枠順は26日に決まる。
 グッと内に闘志を秘めて馬体を大きく弾ませた。アスクワイルドモアは冷え込んだ栗東坂路を担当の田中博助手を背に軽快に駆け上がった。僚馬クワイエットホーク(2歳新馬)を先導役にスタート。テンの2Fを15秒5→14秒3で入り、ピタッと折り合いをつけた。直線はゴーサインに瞬時に反応。グングンと加速するとラスト1F12秒3を刻み、全体時計は4F54秒8をマークした。併走パートナーに半馬身遅れも、シャープな脚色が際立った。動きを確認した藤原英師が満足げに切り出す。

 「併せて最後もしっかりとやった。普段通りの調整パターンできているし、動きも良かったよ。夏以来でも仕上がっているよ」

 夏の北海道でデビュー。初勝利までに3戦を要したが、重賞挑戦となった前走・札幌2歳Sは後方待機策からメンバー2位の上がり3F36秒5で2着に追い上げた。指揮官は「前走は勝ち馬(ジオグリフ)が強かった。ただ、あの時点でのいいレースはできていた」と振り返った。今回は初めての長距離輸送、中山コースとなるが「ナーバスになる馬ではないし(輸送は)心配していない。コーナー4つのコース経験もあるし、適性のある条件だと思っている」と自信を見せた。

 鞍上・武豊は先週の朝日杯FSを22度目の挑戦で初勝利。前人未到のJRAのG1・24レース完全制覇に挑む。先週CWコースでの追い切り(6F83秒0~1F11秒2で半馬身先着)に騎乗した武豊は「夏に乗った時は非力だなと思ったが、力強さが出てきた。調教も動いて成長を感じます。キャリアもあるし、(デビュー戦から)続けてずっと乗せてもらって、いろいろ分かっている部分もある」と好感触。「チャンスのある馬なので決めたいね」と“リーチ一発”を狙う。

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