【YJSファイナルラウンド】空白の“中1日”は永島が熱くする!西日本3位で晴れてファイナル進出

2021年12月24日 05:30

競馬

【YJSファイナルラウンド】空白の“中1日”は永島が熱くする!西日本3位で晴れてファイナル進出
YJSファイナルラウンドに出場する永島まなみ(撮影・亀井 直樹) Photo By スポニチ
 グランプリの後はフレッシュな若手ジョッキーの腕比べにアツくなろう。「2021ヤングジョッキーズシリーズ(YJS)」のファイナルラウンドは27日大井、翌28日に中山と2日間にわたって開催。中央、地方の騎手16人が覇を競う。ルーキーの永島まなみ(19)は園田での1勝も効いて、ファイナルに進出。本戦への意気込みを聞いた。
 トライアルラウンドのハイライトは里帰りとなった園田での初勝利だろう。永島は6番人気チェリーウラノスとのコンビ。後方4番手から徐々に位置を上げ、直線で堂々と先頭に立って勝ち切った。

 「園田は小学6年生までお世話になった場所です。乗りやすかったですし、1つ勝たせてもらえたのは大きかったですね。名古屋や高知でも、いい結果を残せたと思っています」

 西日本6位で迎えた名古屋のトライアル最終戦は4、5着にまとめた。西日本3位で、晴れてファイナル進出。コロナ禍で地方交流競走に乗れない中で、奮闘を見せた。ルーキーイヤーは夏場、北海道で経験を積んだ。北の大地での1勝はかなわなかったが、大きな収穫を得た。

 「北海道ではいろいろなタイプの馬に乗せていただいて、自分の引き出しが増えました。こういうタイプはこうしたらいいとか、分からない時は先輩に教えていただきました。対処法というか、そういう知識は増えたと思います」

 1年目で注目舞台に出られるのだから、何か持っている。スポットライトが当たる場所で乗れることに喜びを感じ、大井と中山の計4走で手綱を取る。2つの競馬場で実際のレースに騎乗するのは初めてだ。

 「中山は模擬レースでしか乗ったことがなくて、大井は初めてです。トライアルラウンドは地方のジョッキーや厩舎の方とお話する機会もあったのが良かったと思います。同じ世代の若い方と同じレースに乗るので、普段とはまた違いましたね。いい結果を残せるように頑張ります」

 西日本から出場するJRAジョッキーは今年4人ともルーキーとなった。若さとガッツあふれる騎乗で魅せてくれるだろう。中央競馬は有馬記念が26日で、28日も開催がある。空白の“中1日”は大井ナイターに熱視線を送ろう。

 ◇永島 まなみ(ながしま・まなみ)2002年(平14)10月27日生まれ、兵庫県出身の19歳。栗東・高橋康之厩舎所属。JRA通算262戦7勝。父・太郎は騎手として地方通算2043勝を挙げ、現在は兵庫競馬で調教師。趣味は料理で、よく作るのはハンバーグやから揚げ。好きなアーティストはGENERATIONSの片寄涼太。

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