【根岸S】“1400専用機”テイエムサウスダン!地力強化で昨年13着の雪辱だ
2022年01月26日 05:30
競馬
「前走の園田は武蔵野Sが生きたと思っています。ゲートでチャカチャカして、落鉄もあった。それでチークを外そうということになりました。レースで得るものもあって、9着でも悲観はしていませんでした」
前走の兵庫GTは4角3番手から差し切りV。「“届かないかな”と思ったけど、伸びてくれましたからね」。この中間は岩田康が付きっ切りで稽古を付ける。この日もジョッキーを背に、CWコースで体を動かした。
「2周乗ってもらいました。軽いペースで、いい汗をかいたと思います。寒い時季なので、汗をかかせたかった。思うような調教ができて、良かったです」
一昨年11月の霜月Sは5カ月の休み明けでプラス26キロ、確かな成長が見て取れた。昨年は一気に交流重賞3勝。最近は「腰に凄く筋肉がついてきた」ことで追い切り時計に変化が生まれた。坂路のラスト1Fで12秒を切るようになった。
「ラストはだいたい12秒台だったのが、11秒台を出せるようになった。1週前も11秒7だから、大したもの。いろいろと経験も積んで、強くなっています」
1週前は坂路で4F53秒8~1F11秒7。シャープな脚いろを見せた。ここ2走の最終追い切りはともにラスト1Fで11秒台をマーク。前走はラスト2Fが11秒8→11秒9と超速ラップを刻んだ。8勝のうち7勝がこの距離という“千四専用機”。磨きのかかった末脚で、伸びゆく5歳馬がダート界の王将へと駆け上がる。