2Rゴドルフィンマイルは日本馬のレベル向上がはっきりと示された。ダート1600メートルのこのレースだが、バスラットレオンのダート経験は2走前・武蔵野Sの13着のみ。欧州のブックメーカーでも全くの人気薄だったが、キャリア2回目のダート戦で大仕事をやってのけた。
芝でも上位のスピードを生かして一気にハナへ。リズムよく道中をクリアしていくと、直線に入ってもその勢いは衰えなかった。このレースでは06年ユートピア以来16年ぶりとなる日本馬V。バスラットレオンにとっては21年ニュージーランドT以来の重賞2勝目。海外重賞初勝利となった坂井は現地インタビューで「ドリームカムトゥルー(夢がかないました)」と流ちょうな英語で答えていた。中団追走ソリストサンダー(牡7=高柳大)は4着、出遅れたフルフラット(牡5=森)は14着だった。