【宝塚記念1週前追い】エフフォーリア逆襲へ闘魂注入!横山武「気持ちのメリハリ欲しい」

2022年06月16日 05:30

競馬

【宝塚記念1週前追い】エフフォーリア逆襲へ闘魂注入!横山武「気持ちのメリハリ欲しい」
ランドオブリバティ(左)、ウインカーネリアン(右)と併せて追い切るエフフォーリア(撮影・郡司修) Photo By スポニチ
 「第63回宝塚記念」(26日、阪神)の1週前追い切りが15日、美浦&栗東トレセンで行われた。昨年の年度代表馬でファン投票2位のエフフォーリア(牡4=鹿戸)がWコース3頭併せで逆襲へボルテージを高めた。
 開場直後の午前6時。エフフォーリアが函館から駆けつけた横山武を背に南のダートコースに現れた。コースを半周し体を温めるとWコースへ。1馬身半の等間隔で前にランドオブリバティ(4歳3勝クラス)、後ろにウインカーネリアン(5歳オープン)。徐々に前との間隔を詰め、直線では鞍上の手が激しく動く。5F68秒1~1F11秒1で僚馬に半馬身先着した。横山武は「気持ちがいい意味でも悪い意味でも大人になり過ぎている。いい時を知っているだけに、気持ちのメリハリが欲しい」と厳しめのジャッジ。鹿戸師は「時計的には動いているが、ズブい面が出ている。ただ、体調は上がっているし、1週前としてはちょうどいい」と合格点を出した。

 前走、大阪杯は単勝1・5倍の1番人気に推されながらまさかの9着だった。その結果、昨年の有馬記念で1位だったファン投票は、2位に転落。それでも師は「大阪杯はかみ合わない部分があった。G1は全てがうまくいかないと勝てない。能力は一番という思いは変わらない」。愛馬への信頼は揺らいでいない。

 名実ともに復権へ。師は「やれることはやるつもり」と意気込む。この1本で上昇は間違いない。そして次週はさらに…。昨年のチャンピオンホースの意地を見せるため。残り1週、万全を期す。

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