【アイビスSD】“千直”完全攻略!多頭数ほど外枠買い 1番人気馬の勝率がダントツ
2022年07月27日 05:30
競馬
《頭数》外枠(8枠)と頭数の関係。14頭立て以上のレースでは明確に8枠の馬が好成績を挙げている。一方、13頭立て以下のレースになると、外枠のアドバンテージは一気に弱まる。千直はスタート直後から全馬が外ラチ沿いへ寄っていく。ラチから離れてスタートする馬ほど、序盤のポジション争いで横への動きが必要となりロスが生じる。ところが頭数が少なければ、そのロスを小さく抑えられる。12頭立てで行われた14年アイビスSDは、2枠2番のセイコーライコウが優勝した。そもそも千直はレースの設定数が少ないため、フルゲート18頭がほとんど。ただ3勝クラスの稲妻Sは、クラス在籍頭数から例年、少頭数になりやすい。頭数の少ないレースでは外枠にこだわらず、馬の実力重視の予想をお勧めしたい。
《人気》新潟千直は1番人気馬が強い。該当122戦中41勝。勝率33・6%、連対率47・5%、複勝率60・7%といずれも断トツだ。コーナーで紛れることがなく実力通りに決着することが多い舞台。その点を踏まえた上で、人気と枠の面白い傾向が浮かび上がる。まず外寄りの枠に入った1番人気馬の信頼度はかなり高い。特に7枠の1番人気馬は連対率6割、複勝率は8割を超える。一方、2~5番人気では外枠の有利度が急激に下がり、5枠から内の馬でも対等に戦える傾向が出ている。これは恐らく勝てる実力がありながら、枠順の差で人気を落としているケース。外枠の人気馬がどうも信頼できない。そんなレースでは真ん中より内の枠に潜んだ実力馬から勝負する手もありだ。
《騎手》後に騎手と枠。上位の江田照、津村は外枠だけでなく内めの枠でも均等に結果を残している。嶋田、田中勝、杉原は外枠のアドバンテージをフルに生かした成績。M・デムーロは4枠か8枠かという極端な傾向で興味深い。注目は藤田菜七子で千直は春・秋開催も含め通算10勝。デビューした16年以降では最多勝。夏は5勝止まりだが、2~8枠の全て異なる枠で挙げているのがポイント。枠の有利不利を問わない“千直女王”は必ず押さえておきたい存在だ。