【大井・黒潮盃】エスポワールガイ　重賞初V!鮮やか逃走、森「会心の騎乗、会心の勝利」

2022年08月18日 05:00

競馬

【大井・黒潮盃】エスポワールガイ　重賞初V!鮮やか逃走、森「会心の騎乗、会心の勝利」 — 逃げ切りで黒潮盃を制したエスポワールガイ Photo By スポニチ

　3歳限定重賞「第56回黒潮盃」が17日、大井競馬場で行われた。8番人気の伏兵・エスポワールガイが逃げ切り優勝、重賞初制覇した。森は6月の川崎スパーキングスプリント（コパノフィーリング）以来、今年4度目の重賞制覇。市村師は17年12月の東京シンデレラマイル（ニシノラピート）以来、4つ目の重賞タイトルをもぎ取った。

　手綱を取った森が「会心の騎乗、会心の勝利」と振り返ったように前半のペース配分が勝利を決定づけた。好スタートから一気にハナを奪うと前半の2Fは12秒台のラップ。続く2Fを13秒台に落とせたのだから、ここで後続には非常に厳しい流れになった。余裕十分に直線を向くと後は追い出しを待つだけ。残り100メートルで右ステッキを連打すると勢いを落とすことなく1馬身半のリードを保ってVゴールに飛び込んだ。

　「前走は1200メートルでもかかっていた感じがしたので、前半力を使わせないように乗った。テンションの高いところがあるので精神面が成長してくれば楽しみ」と森はそのポテンシャルを認めるだけに注文を付けてレースを振り返った。「次走は馬の様子を見ながら」（市村師）と未定だが、重賞路線に距離不問の新星が現れたことだけは確かだ。

　◆エスポワールガイ　父エスポワールシチー　母グラナディラ（母の父ファスリエフ）　牡3歳　大井・市村誠厩舎　馬主・菊地博氏　生産者・北海道日高町ノースガーデン　戦績10戦3勝　総獲得賞金3641万5000円

　▼2着クライオジェニック（安藤）悔いはない。力は出し切った。

　▼3着ナッジ（矢野）2番手に行くか迷った。いいリズムで運べたが…。