【札幌記念】ソダシ 成長明白でラスト1F11秒3!競馬法制定100年目で重賞史上初の白毛対決へ
2022年08月18日 05:30
競馬
「前の2頭を追いかけて、直線は走る気になっていました。むきにならず、雰囲気も良かった。精神的にゆとりがあるし、大人になったと感じます」
成長の理由の一つが“二刀流”挑戦。芝G1・2勝馬の看板を引っ提げ、昨年12月チャンピオンズC、今年2月フェブラリーSでダートG1に参戦。12、3着と偉業達成はならなかったが、収穫はあった。今浪厩務員は「牡馬の強い馬とダートで戦った経験が生きている。以前より暴れる頻度が減ったし、ソダシ自身が競馬を分かってきた」と感心する。
前走・ヴィクトリアマイルがその成果。好位イン4番手から盤石の運びで2馬身差の完勝だった。続いて狙うのが夏競馬のクライマックス、札幌記念の連覇。希代の名牝エアグルーヴが97&98年に達成して以来、24年ぶりの偉業達成を目指す。
吉田隼は「昨年より重量が3キロ増え、相手も違うので別物。ただ札幌芝2000メートルで勝っているのは強み」とコース適性の高さを強調。「自信を持って、ソダシのパフォーマンスを引き出したい。その中で結果が出てくれれば」と締めくくった。東西の実力馬がそろう豪華G2。その中心で、純白の女王が大きな存在感を放っている。
《シラユキヒメ一族は夏に入っても好調》ソダシとハヤヤッコは共に祖母シラユキヒメのいとこ同士。シラユキヒメから広がった一族は着実に枝葉を広げているが、今年は例年に増して好調。ソダシのヴィクトリアマイル、ハヤヤッコの函館記念のほか、白毛ではないものの曽祖母シラユキヒメの近親メイケイエールがシルクロードS、京王杯SCを制覇。夏に入っても、ソダシの全妹ママコチャが1勝クラスと2勝クラスを連勝、いとこのルージュエクレールが未勝利と先週1勝クラスを続けてものにした。ソダシ&ハヤヤッコのG2いとこワンツーがあっても不思議ではない。