【セントライト記念】オニャンコポン進撃!体質&フットワーク強化、馬なり1F12秒3
2022年09月15日 05:30
競馬
今年初戦の京成杯で重賞初V。皐月賞でも0秒4差6着と見せ場をつくった。だが、期待を持って臨んだダービーは8着。「明らかに力負け。何回やっても勝てなかったと思う」。小島師も潔く完敗を認める。屈辱の敗戦をバネに、ひと夏を越えて着実に進化。「背中の感じが良くなり、春よりパワーアップした印象。ダービーの頃は抵抗力が落ちて皮膚病などもあったが、今はその心配もなく毛ヅヤが凄く良くなった」(同師)。体質強化に加え、春はひと息だった股関節の状態も改善。後肢の可動域が広がり、フットワークの力強さも増した。
中山は4戦2勝と好相性。「ダービーで2400メートルは少し長いと感じたので、外回りの2200メートルは条件としては凄くいいと感じている」。小島師は始動戦の舞台にここを選んだ理由を説明する。一方で「現時点では菊花賞は頭にない」ときっぱり。本番での距離延長に否定的な考えを示した上で「ここで強い競馬をすれば当然、オーナーサイドからも“菊”という話になるでしょう。そうなってくれるといい」と、内容次第での参戦に含みを持たせた。話題先行から真の実力派へ。指揮官は“うれしい悩み”が増える力走を望んでいる。