【菊花賞】フェーングロッテン 前進気勢たっぷり!勢いのままに躍動感、松若「状態は上向き」
2022年10月20日 05:30
競馬
年末年始のエリカ賞、平場1勝クラスで連続10着と苦しんだ時期もあった。早くから能力の高さを感じながら「走る気がなくて」と師が振り返ったように、精神面が課題だった。それでもブリンカーを着用するなど工夫を凝らしたことで徐々に潜在能力が開花。前走の新潟記念では先行して馬群にのみ込まれながらも、勝負根性を発揮して差し返した。
距離延長もさほど不安視していない。師は15年に菊花賞を制したキタサンブラックを引き合いに出して「(父が同じ)ブラックタイドに、母系にサクラバクシンオー。同じような配合なので大丈夫だと思う」と説明した。宮本厩舎にG1初タイトルを届けるか。心身が成長した今、大舞台でも期待の方が大きい。