【菊花賞】ドゥラドーレス 余力十分!阪神で母の雪辱だ
2022年10月20日 05:30
競馬
春はダービー出走に向けて賞金加算を狙った毎日杯(3着)で無念の黒星。続くホンコンJCT(3着)は超スローに泣いた。前走・藻岩山特別(札幌)は馬の間を突き抜けて快勝。横山武は「今回は馬具を牧場と厩舎サイドが話し合い、ハミに対する受け入れは北海道の時より良くなった」と手応え。さらに「前走は極端な枠(1番)、ゲートで動く課題もある中、馬の間を縫って、次につながる文句ない内容だった」と初騎乗Vの前走を収穫十分に振り返った。
昨秋の新馬1着時、横山武は、2着馬の背でその存在を感じていた。「凄く強い馬だな…と。実際またがってみたら想像以上。体を大きく使うのが上手でそこに強さがある」。小田にとっても思い入れの深い血統。母ロカが1番人気に推された14年阪神JFは栗東~阪神を1週間取材。単勝勝負(8着)で散り、つらい帰りの新幹線だった。横山武は「スタミナは問題ないと思う。折り合いだけが鍵になる」と結んだ。舞台は母が涙をのんだ阪神。果たして息子は借りを返すのか?小田の心はグラグラと揺れていた。