【京王杯2歳S】ロンドンプラン 衝撃再び 1F距離延長歓迎!唯一の重賞ウイナー貫禄見せる
2022年11月01日 05:30
競馬
現役時代、18年中京記念を制した新種牡馬の父グレーターロンドンにとっても初タイトル獲得となった。その父の母ロンドンブリッジはかつて中尾謙太郎厩舎で久保助手が担当、97年ファンタジーSを勝ち、翌年の桜花賞2着と思い入れの強い血統だ。「デビュー前に入厩した時から、ものが違った。能力の高い馬でしたよ」と懐かしそう。その血を引くロンドンプランも「能力がある」と素質を評価。舞台についても「新馬戦の時から松山ジョッキーは1200メートルだと忙しいと言っていたし、1F延長はいいと思います」と7F初起用を歓迎する。
前走後は放牧でリフレッシュ。まずは夏場の疲労を癒やし、秋に備えた。「放牧に出して馬が変わった。精神的に若さは残しているけど体が大きくなった。筋肉にメリハリが出て、馬っぷりが良くなりました」と目を細める。先月26日、CWコースの1週前追いは厩舎の先輩の胸を借りて3頭併せ。クインズメリッサ(4歳オープン)がリードホースを務め、真ん中のクリンチャー(8歳オープン)を追いかけ、6F84秒0~1F12秒6でゴールへ。経験豊富な2頭に3馬身ほど遅れたもののビシッと負荷をかけられた。「さすがに古馬相手に遅れたけど動きは悪くなかった。あのひと追いで気配が良くなりました」とうなずく。宮本厩舎にとっては15年ボールライトニング以来、2度目の京王杯2歳S制覇へ。この馬以外は全て賞金400万円の1勝馬というメンバー構成。唯一の重賞ウイナーとして自信を持って東上する。