【浜名湖・G1浜名湖賞】今垣 節目30度目のG1制覇!5コースから豪快捲り

2022年11月10日 05:00

ボートレース

【浜名湖・G1浜名湖賞】今垣 節目30度目のG1制覇!5コースから豪快捲り
30回目のG1制覇を果たし、優勝メダルを掲げる今垣光太郎                              Photo By スポニチ
 ボートレース浜名湖の開設69周年記念「G1浜名湖賞」は9日、第12Rで優勝戦が行われた。今垣光太郎(53=福井)が5コースから全速捲りの豪快弾を決めて49周年以来、2度目の当大会制覇。19年マスターズチャンピオン以来、3年7カ月ぶり30回目のG1Vをつかんだ。2コース差しの馬場が2着。坪井が茅原を2周1Mで退けて3着。
 シリーズ最古参が不死鳥のごとくよみがえった。今垣のスタートはフルダッシュ。3、4コースが少し後手に回った瞬間を逃さなかった。一気に伸びて大捲り敢行。後続を突き放した。

 SG9冠を誇る名手だが前期は苦境に陥っていた。「1走目でフライングを切って、9月に出遅れをした時には本当に駄目かなと思った」と吐露した。それでも8月に今年初V。10月に2Vと調子を上げて当地に乗り込んできた。「G1以上40Vの節目を目標にやっている。これで39。あと1勝したい」。大きな目標も背中を押した。

 実は優勝戦前もピンチに陥っていた。「伸び仕様を試したが、特訓で全然伸びなかった。チルトマイナスで捲り差ししかないな、と。本番までの40分でギリギリ間に合った」。さらにレースでは捲り差し想定から捲りに転じる柔軟さと、ここ一番の胆力を見せつけた。

 13日開幕の福岡周年を走ってL休みに入るが、来年3月の平和島クラシックの出走権を獲得。「今年もクラシックの権利を得たのにフライングでつぶした。スタートに気をつけて大きいレースで走りたい。三国チャレンジCも出たい」。全員がSGウイナーの優勝戦を制した大ベテラン。まだまだ世代交代は許さない。

 《次走》優勝した今垣光太郎、坪井康晴、馬場貴也、桐生順平、長田頼宗、茅原悠紀は、いずれも13日からの福岡G1福岡ダイヤモンドカップで瓜生正義、寺田祥、中島孝平、篠崎元志、篠崎仁志、深谷知博、羽野直也ら強豪と優勝を争う。

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