【デイリー杯2歳S】オールパルフェ 逃げ切り重賞初V!リアルスティール産駒&和田雄二師も初制覇

2022年11月13日 05:00

競馬

【デイリー杯2歳S】オールパルフェ 逃げ切り重賞初V!リアルスティール産駒&和田雄二師も初制覇
<デイリー杯2歳S>ダノンタッチダウン(右)の追い込みを振り切り勝利するオールパルフェ(撮影・亀井 直樹) Photo By スポニチ
 阪神では2歳G2「第57回デイリー杯2歳S」。関東馬オールパルフェ(牡=和田雄)が逃げ切り重賞初V。新種牡馬リアルスティール産駒は4頭目の出走でJRA重賞初制覇。和田雄二師(53)も重賞初制覇となった。
 今週も阪神に“東の風”が吹いた。大外枠からジワッと先手を奪ったオールパルフェ。直線に入っても勢いは止まらない。ゴール前、強襲した1番人気ダノンタッチダウンに半馬身差まで迫られたが粘り込んでV。先週ファンタジーSを制したリバーラに続き、関東馬が阪神の2歳重賞を逃げ切った。

 大野は「ここ2戦より少しテンションが高く、ゲート内でソワソワしていたが、センスのいい馬でスッと挽回できた。先生(和田雄師)には助手の頃からお世話になっていた。とてもうれしい」と勝利をかみしめた。開業10年目の和田雄師は延べ46頭目の出走でJRA重賞初制覇。「母馬も預からせてもらい、その子で初重賞を獲れたのが何よりありがたい」。現役時2勝の母クイーングラスは18年紫苑S7着。「故障して早めに引退したがスピードはあった。この馬はリアルスティールが強く出ているかな」。父にとっても産駒初の重賞制覇だ。

 今後は未定ながら同じ舞台で行われる朝日杯FS(12月18日)が視野に入る。大野は「デビュー前から動きも良くて期待していた馬。G1でもいい競馬ができる。厩舎一丸となって頑張っていきたい」と大舞台を見据えた。

 ◆オールパルフェ 父リアルスティール 母クイーングラス(母の父ルーラーシップ)20年4月7日生まれ 牡2歳 美浦・和田雄厩舎所属 馬主・遠藤良一氏 生産者・北海道新ひだか町のカタオカファーム 戦績3戦2勝(重賞初勝利) 総獲得賞金4635万7000円。馬名の由来は完全+無欠(フランス語)。

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