【チャレンジC】ソーヴァリアント 苦難乗り越えて復活連覇!大竹師「祈る気持ちで見ていました」
2022年12月04日 05:00
競馬
今年2月、中山記念に向けての調整中に右後肢の第3中足骨の骨折が判明し、戦線を離脱した。オールカマーで復帰を果たしたが、レース中に心房細動を発症して最下位(13着)。苦しい時期が続いた。大竹師は「祈る気持ちで見ていました」と安どの表情を浮かべる。この中間は焦らず、宮城県の山元トレセンでゆっくり調整を進めた。今回の復活劇は牧場スタッフのサポートがあってこそ。「僕らよりも牧場の方々が苦労してやってくれました。いい状態でバトンを受け取ることができたし、ここで苦労が実った」と感謝を口にした。
昨年の勝利から丸1年。競走馬として着実に成長している。師は「普段の調教でオフの部分が多くなったし、精神面はかなり良くなっている」と話す。次走は未定ながら「写真(口取り)の時は、もう息が入っていた。脚元も問題ないし、ダメージは小さいと思う」と先を見据えた。
◆ソーヴァリアント 父オルフェーヴル、母ソーマジック(母の父シンボリクリスエス)18年2月28日生まれ 牡4歳 美浦・大竹厩舎所属 馬主・社台レースホース 生産者・北海道千歳市の社台ファーム 戦績11戦5勝(重賞2勝目) 総獲得賞金1億5024万2000円 馬名の意味は「とても勇敢」。