【ホープフルS】トップナイフ切れたぜ!ラスト2Fを12秒0→11秒8 キャリア6戦 叩き上げの末脚
2022年12月26日 05:05
競馬
「競馬を使っているので負荷をかけず、バランスとしまいの確認をしました。動きは良かったですね。萩Sの前あたりから、ウッドチップで切れる動きをするようになりました。そこから変わってきた感じがあります。順調ですし、後は輸送をクリアしてくれれば」
数字は雄弁だ。CWコースでラスト1F11秒台を初めてマークしたのは萩Sの最終追い。そこから馬名のごとく、切れ味に磨きをかけてきた。ここまでキャリア6戦。使い込んで強くなってきた。放牧に出さず、じっくり育てた。昆師は自身が管理した08年のダービー馬ディープスカイを引き合いに出した。
「手元に置いてやれば良くなる馬もいる。ディープスカイも使って変わっていった。この馬も使いながら、競馬を覚えている。こうやって走ればいいと理解して、大人になっていく。芯がしっかりとしていますね。来年になれば、もっと良くなると思いますよ」
厩舎の看板ホースは11走目でダービーの頂にたどり着いた。後輩も暮れの中山で続くことができるか。前走の京都2歳Sは4コーナーで内から張られる不利。厳しい流れがありながらも、直線は最内からしぶとく脚を伸ばして2着。改めて力のあるところを証明した。鞍上の横山典は勝てばJRAの2歳G1完全制覇。名手に導かれ、来たる新年へ虹を架ける。