【伊東競輪G3決勝】野原雅也2年ぶり記念V 快速ルーキー中野敗れる

2022年12月26日 04:50

競輪

【伊東競輪G3決勝】野原雅也2年ぶり記念V 快速ルーキー中野敗れる
伊東記念を優勝した野原雅也                                Photo By スポニチ
 25日、22年最後の周年記念となる伊東温泉競輪開設72周年記念G3「椿賞争奪戦」が最終日を迎え、12Rで決勝戦(優勝賞金443万円=副賞含む)が争われた。3連勝で勝ち上がった快速ルーキー・中野慎詞がG3初優勝を目指したが、野原雅也(28=福井・103期)が優勝。野原は20年12月の広島以来2回目のG3優勝となった。
 レースは野原がスタートを取る。野原―村田―嘉永―山崎―中本―田中―渡辺―中野―大川で周回。残り3周から中野―大川が上昇も嘉永が中野を警戒して前と車間を空けて残り2周半から仕掛ける。前受けの野原も踏み込んで嘉永―山崎の3番手に飛びついて中本をどかす。打鐘から中野―大川で巻き返すと山崎は最終H前から番手捲り。中野も外で踏ん張るが不発。山崎―野原―村田で最終B。渡辺が内から野原に続いて大川はその後ろ。直線に入り野原が山崎を追い込んで優勝。渡辺が2着失格で大川が2着に繰り上がる。

 野原は「車番が悪かったので後ろより前で組み立てた。(中野か嘉永か)どっちが飛んできても遅れないようにと。(展開は)いろいろ考えていたが、あの並びなら中本さんのところ。自分で仕掛けることも頭にあったが、最後はゴール線を目がけて踏んだ」とレースを冷静に振り返った。

 決勝戦は元ガールズ選手の妻・美咲さん(伊東市出身)ら家族が見守る中での一戦だった。「(クリスマスプレゼントは)無事に帰ることが一番ですが、優勝賞金で(子供に)おもちゃでも」と準地元戦での優勝に笑顔を見せた。「来年は強い気持ちを持って頑張りたい」と23年の飛躍につながる優勝劇だった。

 また同日の9Rで行われたチャレンジファイナルは一丸尚伍(30=大分)が優勝。2着の梅崎隆介(32=長崎)、3着の菊谷信一(37=大阪)の3人が26日付でA級2班に特別昇班した。

 ▽次走予定 優勝した野原は1月1~3日の大垣F1、2着の大川龍二は29~31日の小倉F1、3着の山崎賢人は未定。

おすすめテーマ

2022年12月26日のニュース

特集

ギャンブルのランキング

【楽天】オススメアイテム