【日経新春杯】ヴェルトライゼンデ トップハンデ克服へ軽快先着!イーガン「とても良かった。一線級の力」
2023年01月13日 05:30
競馬
「とても良かったです。アクションが力強くて、体の張りもいいですね。ストライドが力強くてスタミナもある。ジャパンCを見ても一線級の力を持っていると思います」
その前走では大いに見せ場をつくった。好位の馬群で運び、直線は最内へ。インからグイッと伸びて、いったんは先頭のシーン。勝ち馬ヴェラアズールから0秒1差。強豪相手でも十分にやれることを示した。池江師は「(前走は)よく頑張った。追い切りも思った通りの動き。良かったですね。ジャパンCも仕上がりは良かったけど、そこから上積みがある感じもします」と、さらなる良化ムードを感じ取った。
JRAは今年から各馬の負担重量を引き上げ、ハンデも“気持ち”全体に重くなった。ヴェルトライゼンデは鳴尾記念勝ちとジャパンC3着が認められ、トップハンデ59キロを背負う。馬格はあるタイプ。「重量に泣くことはないと思うが、58キロを超えると1キロでも違ってくる。53、54キロの馬が1キロ増えるのとは意味合いが違います」(池江師)。各馬がそろって増えているとはいえ、重いハンデに違いない。
平地のハンデ重賞で59キロ以上を背負った馬の勝利は、06年七夕賞のメイショウカイドウ(59キロ)までさかのぼる。このレースをハンデ59キロ以上で勝てば99年メジロブライト(59・5キロ)以来、24年ぶり。止まった記録のアップデート。厳しい条件を乗り越えた先に春の大舞台が見える。