【和歌山競輪 和歌山グランプリ(G3)決勝戦】脇本が完全V 12度目のG3制覇

2023年01月16日 04:50

競輪

【和歌山競輪 和歌山グランプリ(G3)決勝戦】脇本が完全V 12度目のG3制覇
優勝し、花束を手に喜びの表情の脇本雄太 Photo By スポニチ
 和歌山競輪の開設73周年記念「和歌山グランプリ(G3)」の決勝戦は15日の12Rで行われ、脇本雄太(33=福井)が新田祐大とのモガき合いを制して逃げ切り、4連勝のパーフェクトV。22年9月の向日町以来、通算12回目のG3優勝を飾った。2着に古性優作、3着は守沢太志。
 最強を証明だ。脇本が4車が結束した北日本を力でねじ伏せた。新田以下、北日本は正攻法で、その後ろは単騎の深谷と真杉。脇本は古性らを連れて7番手に付ける。初手の並びから動きがなく脇本が打鐘前からスパート。これに合わせて新田が踏み込む。いったん、新田に当たられて浮いたように見えたが、そこからさらに脇本はグンと加速した。スピードは衰えることなく押し切って完全V。マークの古性が態勢を立て直して好追し2着に入った。

 「新田さんが全力で踏んで当てられてビクッとしたけど、しっかり踏み直せた」

 新田との力勝負を制した脚は、まさにNo・1だ。GP王者として走り初めとなった今回の和歌山記念。圧倒的なパフォーマンスをファンの前で披露してみせた。

 「グランプリから気持ちを切らさず和歌山記念を迎えることができました。目標?目の前のレースを勝ち続けること。一番近いG1の全日本選抜(2月23日~、高知)をしっかり戦いたい」

 23年も競輪界最強戦士がノンストップで走り続ける。

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