【東京新聞杯】ジャスティンカフェ 重賞Vへ機は熟した!すでに切れ味ならG1級
2023年02月01日 05:30
競馬
潜在能力が開花しつつある背景にはここ1年、競馬で教え込んできた名手2人の存在がある。31日にJRA理事長特別表彰を受けた横山典と福永だ。昨年3月の小豆島特別(1着)では横山典が位置取りにこだわらず、後方でリラックスさせて末脚を引き出した。続く湘南S(1着)、エプソムC(4着)でも道中いかに力を抜けるかに努め、昨秋から福永が騎乗した2戦につなげた。安田翔師は「典さん(横山典)がつくってくれたことを祐一さん(福永)が乱さないようにやってくれました。元々いいものを持っていて、調教で折り合いがつくようになってきたことを、レースでも出せるようにしてくれました」と感謝した。
精神面のゆとりが馬体面にもプラスに働いている。指揮官は「毎日王冠の時ぐらいから放牧先からふっくらして帰ってこられるようになったんです」と言う。以前の気負う面が解消されてきたことで、調教にもいい効果が生まれている。それがレースに結びつき、結果にもつながる好循環だ。始動戦に向けて「出たなりで折り合いはつくようになってきたので、今までと同じようにやってくれれば」と名手の手綱さばきに託した。持ち味を出し切れれば、自然と重賞タイトルもついてくる。