武豊 JRA通算4400勝!53歳レジェンド飽くなき向上心「まだまだ未熟」

2023年02月05日 05:25

競馬

武豊 JRA通算4400勝!53歳レジェンド飽くなき向上心「まだまだ未熟」
<小倉1R>スマートアイで勝ちJRA通算4400勝を達成した武豊騎手(右から2人目)。左から今村聖奈騎手、中央が池添謙一騎手、右から3人目が福永祐一騎手 (撮影・亀井 直樹) Photo By スポニチ
 レジェンドが前人未到のメモリアルVを飾った。4日、小倉1R・3歳未勝利戦でスマートアイ(牝=寺島)が1着となり、騎乗した武豊(53)はJRA通算4400勝を達成。87年3月1日の初騎乗から35年11カ月4日、通算2万3905戦目での到達となった。
 朝イチの小倉で逃げ切りVを決めた武豊。検量室前に引き揚げてくると、右手を上げて声援を送るファンに応えた。ウイナーズサークルで行われたセレモニーには休養中の池添も駆けつけ、プラカードを持って登場。集まった後輩たちがレジェンドの偉業を祝福した。武豊は「最後の直線でたくさん声援と拍手が聞こえていたので、土曜の1Rとは思えない感じでしたね。できれば1Rで決めたいと思っていたし、競馬は一つ勝つことも大変ですが長く時間をかけてこれだけ勝たせてもらって改めて凄く幸せだなと思います」と勝利をかみしめた。

 今年はシンザン記念を勝ち、デビュー37年連続の重賞Vも達成。前人未到の新たな記録には「史上最年少やね」と笑みを浮かべた。来月15日には54歳を迎えるレジェンド。「年のことは忘れましたね(笑い)。まずは目の前の、次のレースを勝ちたいと思っているので、これからまた一つずつ積み重ねていきたいと思います。まだまだ未熟なので、もっともっと頑張っていけたら」と意気込みを語った。

 その言葉通り、3Rを逃げ切り、7Rは好位から巧みな手綱さばきで勝利にエスコート。今年初めての小倉参戦で1日3勝の固め勝ち、7Rまでに行われた平地5レースは2勝を挙げた福永祐一(46)とのベテラン2人で勝利を独占。「今日はじじいの日やな(笑い)。暖かいから体がよく動くわ。来年は小倉に滞在しようかな」と冗舌だった。区切りを通り越え、勝ち星を量産。新たなメモリアルへ向けて動き出した。

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