ウイニングチケット 33歳で死す…93年に柴田政人の悲願かなえるダービーV
2023年02月19日 04:55
競馬
同期ナリタタイシン、ビワハヤヒデと“3強”を形成し、秋はトライアルの京都新聞杯で重賞3勝目。菊花賞はビワハヤヒデの3着に敗れ、3強がクラシックを分け合った。ジャパンC3着、有馬記念は11着。翌年は結果を出せず、天皇賞・秋8着後に屈腱炎が判明、引退した。通算14戦6勝。種牡馬として北海道静内町の静内スタリオンステーションにけい養されたが、産駒の重賞勝ちはベルグチケットの99年フェアリーSのみ。種牡馬引退後は「AERU」で功労馬として静かに余生を送っていた。
▼柴田政人元騎手(ウイニングチケットの主戦)俺の悲願だった日本ダービーを獲らせてくれた、忘れられない馬だった。最後に合ったのは十数年前(2010年)。函館競馬場のパドックに同世代のビワハヤヒデと共に展示されるというので同期の岡部(ビワハヤヒデの主戦)と一緒に見に行った。当時は元気そうで安心していたが…。亡くなったのは非常に残念だし寂しいけど、33歳まで長生きしてくれた。大往生だと思う。