<多摩川6日5、10R>ボートレース多摩川のG1「ウェイキーカップ開設68周年記念」は6日、開幕する。猛スピードで成長する末永和也から刺激を受けているのは師匠の上野真之介(35=佐賀)だ。弟子は昨年9月の多摩川ヤングダービーで一躍、全国区になると、その後も飛ぶ鳥を落とす勢い。今年2月の九州地区選手権で師匠よりも先にG1初制覇を飾り、来月にはSGデビューも控える。
そんな弟子の飛躍に「どんな気持ちになるのかと思っていたけど、うれしいだけだった」と目を細める上野。だが、同時に闘志に火が付いた。「最近は『末永和也の師匠』と呼ばれることが増えたので『上野真之介の弟子』に戻したい」と活躍を誓う。
一方の末永も「上野さんと一緒に優勝戦に乗ること」を目標に掲げている。2人そろって参戦する今シリーズは、切磋琢磨(せっさたくま)する佐賀の師弟コンビから目が離せない。