【日経賞】タイトルホルダー復調!8馬身差で連覇 横山和「強さを見せられてホッとしている」
2023年03月26日 05:00
競馬
言葉通りあとは横山和とタイトルホルダーのマイペース旅。楽々と逃げ切って日経賞連覇を飾った。2着には昨年同様ボッケリーニが入ったが、その差は昨年の首差から、今年は8馬身差に広がった。鞍上は「昨秋は結果が出なくてしんどかったから、強いタイトルホルダーを見せられてホッとしている。僕も自信になります」と笑顔を見せた。
昨年はここを勝った後、天皇賞・春、宝塚記念とG1連覇。今年も同じ結果を期待させられる勝ちっぷりに、栗田師も「本来の姿をお見せすることができて良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。勢いに乗って昨秋にはフランスG1凱旋門賞に挑戦し11着。国内復帰初戦となった有馬記念では2番人気に推されながら9着に敗れていた。「有馬記念は調整過程が整わなかった。今回は有馬当時くらいの状態で入厩して来て、そこから仕上げられた。これで結果が出なかったら、どうしようかというくらいの体調だった」と指揮官。4個目のG1タイトル獲得へ向け、東の長距離砲が本来の実力をきっちり示した。
◆タイトルホルダー 父ドゥラメンテ 母メーヴェ(母の父モティヴェーター)18年2月10日生まれ 牡5歳 美浦・栗田厩舎所属 馬主・山田弘氏 生産者・北海道新ひだか町の岡田スタツド 戦績15戦7勝(重賞6勝目) 総獲得賞金8億6096万5000円 馬名の由来は選手権保持者(父、母父、2代母父がダービー馬だから)。