未完成でも大楽勝のヤマニンウルス 武豊が口にした米の歴史的名馬フライトラインは6戦無敗で驚異の着差
2023年04月23日 17:06
競馬
昨夏の新馬戦では2着ゴライコウに平地競走としては最大着差となる4秒3差で圧勝。馬体重は24キロ増と大幅に増えていたが、斉藤崇師は「体が増えていたのは全部、成長分だと思います」と説明する。
レース後、初騎乗の武豊の口から出たのは、米国の歴史的名馬の名前だった。「和製フライトラインになってほしいね」。タピット産駒のフライトラインは21年4月にデビューした。圧勝連発の6戦無敗で、2着につけた合計着差はなんと71馬身。22年のパシフィッククラシックSでは同年のドバイワールドカップを制したカントリーグラマーに19馬身1/4差をつけ、ラストランのBCクラシックも8馬身1/4差と他馬を粉砕した。
「まだ調教から大丈夫かなという感じで未完成。それでこれだからね。まだ体がしっかりしてないというか、フォームが定まっていない。楽しみですよ」と武豊。560キロの雄大な馬体には、無限の可能性が秘められている。