【香港・G1クイーンエリザベス2世C】プログノーシス 初コンタクトで人馬息ぴったり!
2023年04月27日 05:13
競馬
「非常に乗りやすく、素晴らしい馬で驚きました。リラックスしているし、全く問題のない調教だったと思います。動きも良く、当初はどこを走るのか分かっていない感じだったけど慣れてくれて、最後までいい感じ。満足しています」
鞍上が好感触をつかんだことが何より。栗東から雨季入り直前の香港へと環境が変わったが、うまく順応しているようだ。デビュー前から携わっている清山助手は「今朝は体を使って、しっかり走れていましたね。香港に来て少しネガティブになったけど、すぐに環境に慣れました。体重は月曜に量って470キロ(前走474キロ)。カイバを食べているし、極端に体が減ることはないと思います」と順調さをアピールした。
今年初戦の前走・金鯱賞で重賞初制覇を飾った。12頭立ての後方3、4番手を追走。直線、大外から上がり最速3F33秒9の脚で前を一気にのみ込んだ。
振り返れば一昨年の毎日杯はシャフリヤール、グレートマジシャンと世代トップクラスにまじって3着と好走。早くから能力の片りんを示していたものの、体質の弱さから陣営はじっくり時間をかけ、素質を開花させた。清山助手が「気性的に少し神経質な面はあるけど普段は乗りやすく、レースに行くと真面目に走ってくれる」と言うように、きっちり脚を使えるタイプだ。デビュー8戦中、7戦でメンバー最速の上がり3Fを計時。決め手は現役屈指と言っても過言ではない。出脚の鈍さについては「ゲートボーイがいるので(出遅れの)課題は克服できると思います」とイメージ。京都外回りより約26メートル長いシャティンの直線(430メートル)で末脚全開だ。