登みひ果 母のようなレーサー目指す“原石”
2023年04月27日 04:55
ボートレース
ボートレーサー養成所の試験は8回目で突破。何度もはね返されて心が折れかけたが、決して諦めることはなかった。その当時の経験は晴れて選手になった今も根底を支えている。
「今はできないことの方が多くて、はいつくばっている感じはあります。でも諦めたら終わり。1着が獲れなくても一つでも上の着を目指したいです」
目下の目標はデビュー初白星。そこには、一つこだわりもある。「できれば外から勝ちたいです。攻めるレースができる選手は魅力があるし、私もそうなりたいので」と意欲。スタート、ターン、整備技術…。足りないものを磨きながら“原石”は輝きを放つ日まで走り続ける。
◇登 みひ果(のぼり・みひか)1999年(平11)10月9日生まれ、兵庫県出身の23歳。131期生として22年11月に尼崎でデビュー。養成所のリーグ戦勝率は4・63(1優出1V)。中学、高校時代は陸上部で中長距離を専門。目標の選手は母の同期でもある角ひとみ。1メートル49。血液型B。