【函館2歳S】ゼルトザーム連勝で世代重賞V一番乗り!!浜中「強かった」
2023年07月15日 16:40
競馬
加用師は「大雨予報だったので、一番外枠も芝のいいところを走れると思って喜んでいた」とスタートを心待ちにした。ダート1000メートルの新馬に続き、芝でも変わらぬ強さ。「ソエ(若駒特有の管骨の軽い炎症)も気にしていたので初戦はダートにしたけど、終わってみれば強い勝ち方だったね」と愛馬に最敬礼だ。
「私も来年2月いっぱいなので…」。76年に騎手デビューを果たした70歳指揮官にとって、競馬人生も残り約7カ月。この勝利で函館で現在施行されている3重賞(10年函館記念=優勝マイネルスターリー、12年函館SS=ドリームバレンチノ)の完全制覇を達成。「函館3冠?意識していなかったよ」と頬を緩めた。
週明けに放牧に出し、今後に備える。「きょうでも好位で息を入れられた。三分三厘で気合をつけたほどで、いい意味でのズブさもある。距離はやってみないと分からないから。朝日杯FS(12月17日、阪神)?それぐらい成長してくれるといいね」。競馬人生最終章に出現した芝&ダート二刀流の孝行息子に、自身悲願のJRA・G1初制覇の夢を託した。