【セントウルS】ボンボヤージ 血の勢いで復活Vだ!先週重賞制覇の全弟に続く
2023年09月08日 05:30
競馬
梅田師は「今までで一番ごねたな」と苦笑い。ジョッキー騎乗でスイッチが入り、馬場入りを嫌がったことは何度もあったが、ここまで時間を要したのは初めてだった。「中間の調整は順調だったし、今日も動き自体は良かったけどね。ただ…、コメントのしようがないな」と嘆き節だった。
3日の小倉2歳Sを4歳下の全弟アスクワンタイムが勝ち、1歳上の全兄ファンタジストも重賞を2勝した。梅田厩舎の活躍を支えているきょうだいで、指揮官はその共通点を「オンとオフがある。普段ボーッとしていても、競馬とか追い切りになるとスイッチが入るよね」と言う。この重賞ウイナー3頭全てに携わっている硎屋助手も「どの馬も乗り味が良く、背中が凄くいいんです」と絶賛する。その中でもボンボヤージについては「牝馬で気難しさがある」(梅田師)と特徴を挙げている。
昨年の北九州記念を16番人気で勝ってから3戦連続で2桁着順と低迷。ただ、連覇が懸かった前走の北九州記念が5着で復調を感じさせた。梅田師は「(ごねても)ゲートが開いてしまえば大丈夫だからね」と気を取り直し「(アスクワンタイムに)続けて頑張ってくれればいいね」と、弟の活躍に奮起する復活劇を期待した。