価値あるイン逃げだった。3日目4Rの1号艇だった佐藤太亮(22=岡山)。2号艇には初日から3連勝中の松村敏がいたので、厳しい結末も予想された。しかも足の差は歴然。「スタートを行くしかないと思っていた」と腹をくくって挑んだスタートはコンマ06。しっかり先に回って待望の白星を手に入れた。
これでここまで4走して、全部がゼロ台スタート。気合がストレートに表れている。仕上がりも上々のようだ。「普通はあると思います。それに乗りやすさがある。大村は割と走らせてもらっているし、イメージもいいですよ」と手応えを感じている。3日目終了時点で得点率は5・75の19位。ベスト24に残るためにも、6号艇の4日目予選ラスト7Rは乗り越えなければならない。