【京都大賞典】ディープボンド全開 3年ぶり秋国内始動 得意の京都でいきなりラスト11秒3
2023年10月06日 05:30
競馬
過去2年、秋はフランスに遠征。欧州最高峰といわれる凱旋門賞(21年14着、22年18着)に参戦した。今年は神戸新聞杯4着だった20年以来、3年ぶりに国内で秋初戦を迎える。前走・宝塚記念5着後は鳥取県の大山ヒルズで英気を養い、先月6日に栗東に帰厩して翌日から坂路入りを再開。入念に乗り込みを重ねた。調教役の谷口助手は「今年の夏は暑かったけど、ゆっくりできたことが大きい。秋に向けて、いい休養期間になったと思います。落ち着きがあるし、春と比べて、いい意味で変化がない。高いレベルで態勢は整いました」と力を込める。
京都芝は【2・1・1・2】と走り慣れたコースで20年京都新聞杯V、菊花賞4着、今年の天皇賞・春2着など重賞で上位争いに加わっている。和田竜は「下り坂から徐々にペースを上げ、この馬の長所を最大限に生かしたい」と言えば、谷口助手も「坂の下りでズブさが軽減されるので京都2400メートル外回りは間違いなくいい」と舞台を歓迎する。天皇賞・春は3年連続2着(21&22年は阪神開催)と惜しい競馬が続いた。この秋こそ悲願のG1奪取へ――。仕上がり良し、舞台設定も言うことなし。経験豊富な6歳馬が始動戦で好スタートを切る。