“二刀流騎手”熊沢重文が引退 平地G1で3勝、障害JRA最多257勝 頸椎骨折で決断「感謝しかない」
2023年10月31日 05:30
競馬
86年に騎手デビュー。88年オークス(コスモドリーム)でG1初制覇を飾ると、91年有馬記念ではブービー14番人気のダイユウサクでメジロマックイーンなどを破る大金星。単勝1万3790円は今も破られない有馬記念レコードだ。一方で12年の中山大障害(マーベラスカイザー)を勝つなど障害でも活躍し、JRA史上初の平地・障害ダブルG1制覇、ダブル200勝を達成。障害ではJRA歴代1位となる257勝をマークした。
◇熊沢 重文(くまざわ・しげふみ)1968年(昭43)1月25日生まれ、愛知県出身の55歳。86年3月2日に阪神7Rで騎手デビュー(ジュニヤーダイオー5着)、同29日の阪神8Rジュニヤーダイオーで初勝利。88年オークスのコスモドリームでG1初勝利を飾り、91年有馬記念はブービー14番人気ダイユウサクでV。15年には史上初の平地&障害ダブル200勝を達成するなど二刀流で活躍。21年10月24日の新潟4Rで障害通算255勝目を挙げ、障害競走最多勝記録を更新。JRA通算1万5222戦1051勝(平地794勝、障害257勝、重賞は33勝)。1メートル53、53キロ。血液型O。