【チャンピオンズC】ウィルソンテソーロ×原が波乱演出だ!

2023年11月30日 05:26

競馬

【チャンピオンズC】ウィルソンテソーロ×原が波乱演出だ!
坂路で追い切るウィルソンテソーロ(撮影・村上 大輔) Photo By スポニチ
 【G1ドキュメント・美浦=29日】「なんか…圧が凄い」。G1出走の有力馬に設定される共同会見。集まった報道陣の数に苦笑いを浮かべたのは田井の推しジョッキー原。昨年の阪神JF(ミシシッピテソーロ=5着)以来自身2度目のG1騎乗は、5~9月にかけて重賞3連勝を飾ったウィルソンテソーロとのコンビ。「簡単なメンバーではないけどチャンスがある馬。テッペンを目指して乗りたい」と初めてのG1会見でも物おじせず、高らかと宣言した。
 これまでもウィルソンの調教パートナーを務めてきたがレース騎乗は初めて。1週前追いに騎乗し、日曜も調教をつけてから競馬場に向かった。「調子の変動が小さいタイプ。今回もムラなく仕上がった」と好感触。「気合が入り過ぎてもいけない」と厩舎スタッフに任せた最終追いは坂路で4F55秒1~1F12秒4。小手川師は「自分が何をすべきか分かっている賢い馬。前走(JBCクラシック5着)のレース直後は“自分より速い馬がいるんだ”とショックを受けている感じだったけど、翌朝にはリベンジしてやるんだと活気があった。ここに向けて全く問題なく立ち上げることができた」と仕上がりの良さをアピールした。

 原は25日、東京4Rで12番人気スタンリーテソーロを1着、同9Rで15番人気ジョージテソーロを2着に押し上げた。原が「今年、了徳寺オーナー(冠名テソーロ、名義は了徳寺健二HD)に5勝させていただいている。相性がいいので自信を持って乗りたい」と意気込めば、小手川師も「小桧山厩舎の弟弟子である優介とG1に挑戦できるのは光栄。シンプルに1等賞を狙おうと話をした」と背中を押す。今週もテソーロ&原が波乱を演出するかもしれない。

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