【和歌山競輪 開設74周年記念G3和歌山グランプリ 決勝戦】古性が優勝、近畿上位独占
2024年01月15日 04:30
競輪
その立役者となったのは先頭で戦った寺崎だ。山田ラインに叩かれ6番手に下げたが、鐘過ぎには強烈にスパート。バックでは近畿4車で後続を引き離し、番手を回った古性は盤石の態勢。2センターから一気に抜け出し、マークの東口を連れ込む完勝劇だった。
「ラインの力で勝てたのがうれしい。東口さんにもチャンスがあるように踏み込んだが、寺崎君も残ってくれました。最高のスタートです」
ラインの先陣を切った寺崎の頑張りも称えていた。
「連日、東口さんにアドバイスをもらって、きょう(決勝)が感触的に一番良かった」と笑顔。
昨年はG1の3冠など大車輪の活躍を見せたが、今年は“近畿でG1を総なめしたい”と宣言。
そして来月9~12日には3連覇のかかるG1全日本選抜競輪(岐阜)が控えている。「もっと進化をしていきたい」と今後もいろいろ試行錯誤をして高みを目指す。(下野 章雄)
◇古性 優作(こしょう・ゆうさく)1991年(平3)2月22日生まれ、大阪市出身の32歳。100期生として11年7月プロデビュー。G1は6回制していて、21年には静岡グランプリも制覇するなど総合力はNo・1。通算成績は1023戦318勝。1メートル68、77キロ。血液型O。