【和歌山競輪 開設74周年記念G3和歌山グランプリ 決勝戦】古性が優勝、近畿上位独占

2024年01月15日 04:30

競輪

【和歌山競輪 開設74周年記念G3和歌山グランプリ 決勝戦】古性が優勝、近畿上位独占
優勝した古性優作 Photo By スポニチ
 和歌山競輪開設74周年記念「和歌山グランプリ(G3)」決勝戦が14日、12Rで行われ、寺崎浩平のカマシに乗った古性優作(32=大阪)が一気に抜け出し9回目のG3制覇。和歌山記念は初優勝を飾った。2着は東口善朋、3着は寺崎が入り近畿で上位独占した。
 4車結束した近畿の強力ラインで上位を独占した。

 その立役者となったのは先頭で戦った寺崎だ。山田ラインに叩かれ6番手に下げたが、鐘過ぎには強烈にスパート。バックでは近畿4車で後続を引き離し、番手を回った古性は盤石の態勢。2センターから一気に抜け出し、マークの東口を連れ込む完勝劇だった。

 「ラインの力で勝てたのがうれしい。東口さんにもチャンスがあるように踏み込んだが、寺崎君も残ってくれました。最高のスタートです」

 ラインの先陣を切った寺崎の頑張りも称えていた。

 「連日、東口さんにアドバイスをもらって、きょう(決勝)が感触的に一番良かった」と笑顔。

 昨年はG1の3冠など大車輪の活躍を見せたが、今年は“近畿でG1を総なめしたい”と宣言。

 そして来月9~12日には3連覇のかかるG1全日本選抜競輪(岐阜)が控えている。「もっと進化をしていきたい」と今後もいろいろ試行錯誤をして高みを目指す。(下野 章雄)

 ◇古性 優作(こしょう・ゆうさく)1991年(平3)2月22日生まれ、大阪市出身の32歳。100期生として11年7月プロデビュー。G1は6回制していて、21年には静岡グランプリも制覇するなど総合力はNo・1。通算成績は1023戦318勝。1メートル68、77キロ。血液型O。

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