【前橋競輪 S級シリーズ 2日目12R】アノ人が低迷した吉田有希に助言「しなやかさがなくなっている」

2024年02月19日 22:26

競輪

【前橋競輪 S級シリーズ 2日目12R】アノ人が低迷した吉田有希に助言「しなやかさがなくなっている」
調子を取り戻してきた吉田有希 Photo By スポニチ
 <前橋2日目12R>
 関東地区復活のキーマンに笑顔が戻った。

 赤板前から先手を握った吉田有希(22=茨城)が逃げ切り勝ち。最後までしっかり踏み直し、マークした平原康多は差し脚がタイヤ差届かなかった。会心の逃げを打った吉田有は「平原さんに残してもらいました。逃げて振り切った? いやいや。“振り切った(仮)”と書いてください」と茶目っ気たっぷりだ。

 今年はひと味違う。22年にG1戦線でブレークしたが、昨年はその勢いがぱったり。そんな吉田有に救いの手を差し伸べたのが兄の拓矢だった。筋トレで肉体改造を続けていた弟に「ウエート練習はやめた方がいい。持ち味のしなやかさがなくなっている」と助言。平原からも「余分な力はいらない。地の力はあるから」とアドバイスをもらい練習内容を見直したという。その結果、昨年末から吉田有らしいパワフルな走りが戻ってきた。

 ラインの仲間たちの走りから刺激も受けている。吉田有は「兄貴も高松記念で凄くいい競走をしていたし、真杉(匠)さんもケガ明けなのに(全日本選抜で)いいレースをしていた」と発憤。自分も負けてられないと尻に火が付いている。

 決勝は平原―恩田淳平を連れての走り。「番手、3番手がしっかりしていれば自ずと気持ちが上がってくる。僕はやれることをしっかりやるだけです」

 復調の兆しを見せている“関東の大砲”は自信を取り戻していた。

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