【戸田・SGボートレースクラシック】毒島 強運V!強風追い風に3年4カ月ぶりSG制覇

2024年03月21日 04:55

ボートレース

【戸田・SGボートレースクラシック】毒島 強運V!強風追い風に3年4カ月ぶりSG制覇
優勝した毒島は笑顔でガッツポーズ(撮影・村上 大輔) Photo By スポニチ
 ボートレース戸田のSG「第59回クラシック」は20日、12Rで優勝戦が行われ、2号艇の毒島誠(40=群馬)が2コースから差して快勝。20年11月の蒲郡チャレンジカップ以来、3年4カ月ぶり8度目のSG制覇を達成した。賞金4000万円を獲得し、今年の賞金ランキング1位に躍り出た。2着は平本真之、3着は宮之原輝紀。1号艇の吉川元浩は1Mで振り込み、転覆失格となった。
 ツキも味方に長き沈黙を破った。22年12月グランプリシリーズ以来のSG優出を果たした毒島が、2コースから鮮やかな差し切り勝ち。3年4カ月ぶりのSG制覇を成し遂げた。

 「優勝戦に入ると少し機力劣勢だったので、勝つとしたら追い風ビュービューのコンディションだと思っていた。勝因は風。追い風は大好物です」

 最終日は強風により6R以降で安定板を使用。優勝戦前には2コースに有利な追い風に変わり、風速10メートルまで強く吹き荒れた。群馬名物“赤城おろし”に鍛えられた毒島にとっては、まさに追い風となった。

 さらに今節は予選でも天運に恵まれた。強風、高波浪により4日目の7R以降が中止、打ち切り。試練の6号艇が控えていた4日目12Rが幻となり、得点率3位で準優勝戦の1号艇を獲得。「予選の6号艇がなくなったし、ただただツイていた」と振り返った。

 8度目のSG制覇にして地元・関東地区で初戴冠。「戸田でG1以上を優勝するのは初。昔、練習をさせてもらった思い入れのある水面なので絶対に獲りたかった」。加えて淡水のレース場でもSG初V。「初めて知りました。これで淡水が苦手とは言えなくなりましたね」とおどけた。

 昨年5月の児島周年以降はG1優出からも遠ざかるスランプ。「SGでもG1でも結果を出せなかったので焦りがあった」という。だが、今年1月に40歳の誕生日を迎え心機一転。「変えるものと変えないものを見つめ直した。(2月の)F休み中に気持ちの部分を切り替えてきた。でも、今後も変わらず、自分のできることを尽くして目の前のレースを走るだけ」。多摩川オールスター、戸田ダービーと関東でビッグレースが目白押しの24年。その先頭は不惑を迎えてパワーアップした毒島が走り続ける。

 ◇毒島 誠(ぶすじま・まこと)1984年(昭59)1月8日生まれ、群馬県出身の40歳。92期生として03年5月、桐生でデビュー。13年まるがめメモリアルでSG初優勝。通算4741走1491勝。優勝77回(SG8、G116)。同期は安達裕樹、松村敏、大峯豊ら。1メートル62、52キロ。血液型B。

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