高温多湿だとエンジンの回転が上がらないのは全国で共通する傾向だ。海水のレース場は加えてシリーズ序盤も上がりにくい。主な理由は非開催日にエンジンに施されているさび止めの影響がある。
この2つが重なった初日、6R2号艇の湯川浩司(44)が魅せた。スタート展示、本番ともにピット離れ鋭くイン奪取。見事に逃げ切ったのだ。他の選手が回転調整に苦しむ中、極限まで回転を上げて結果を出した。「うまく合わせられたと思うし、伸びで下がらなかったからエンジンも悪くない」と話す。
2日目7、11Rも引き続き目が離せない。