【大村ボート G1海の王者決定戦】原田幸哉 押し切って5度目の当地G1V 地元SG出場濃厚に
2024年04月12日 21:52
ボートレース
進入から注目が集まった優勝戦。6号艇の山口は前日から「コースは動くつもり」とキッパリ。宣言通りの進入でスタート展示、本番同様ともに162/345の3対3となった。全艇がコンマ0台に乗せた白熱のスリット合戦。インの原田は慌てず騒がずの先マイを果たし、バックでは何とか後続艇を振り切った。これで当地5度目となるG1制覇を達成した。
「絶対にスタートで失敗できないという責任感を持っていこうと思った。凄い緊張感もあった。バックストレッチの足を重視したセッティングで、いい方向に向きましたね」
前検日に引き当てた54号機は上位とまでは言えなかったが、予選トップの座は譲らなかった。今節はやらなければならない理由があったからだ。地元・大村で開催されるSGオーシャンカップ(7月23~28日)のためだ。直前までボーダー下で、選考期間は今月末まで。この優勝で10点が加算されて、出場も濃厚となった。
「ひとつの目標にしていました。ここ最近、成績が振るわなくて、思い通りにレースが運べなくて苦しい時期があった。ファンの皆様の声援が心に響いて、前を向いて頑張れている」
声援は力になる。前走地のからつG1ダイヤモンドカップ2日目から数えると、何と14走連続で0台スタート。応援してくれるファンがいるからこそだ。次走は鳴門で開催されるプレミアムG1マスターズチャンピオン(16~21日)。最高の流れで乗り込む。