【日本ダービー】ジャスティンミラノに感じたワグネリアンに通じるオーラ 藤本助手「長い東京なら…」
2024年05月24日 05:05
競馬
ジャスティンミラノとの出合いは昨年9月末。「まだ緩かったけど基礎能力が高く、最初にまたがった時にオーラを感じました」。期待通り、新馬戦を快勝。年内は休養に充て、成長を促した。帰厩すると乗り味が一段と良化。「歩幅が大きくなって毎回、時計の感覚が合わなくなったんです。ワグネリアンと通じるものがありました」。年明け初戦の共同通信杯で重賞初制覇、続く皐月賞でデビュー3連勝。藤本助手にとってはかつての相棒でもある、厩舎の先輩が果たせなかった3冠第1ラウンドをものにした。「折り合いに不安がなく、距離が延びても心配ないし、大跳びで直線が長い東京なら伸び伸び走れる」と舞台を歓迎。16年マカヒキ、22年ドウデュースを合わせ、厩舎4度目のダービーVへ。チーム・ミラノが一丸となって無敗2冠制覇にチャレンジする。
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◇藤本 純(ふじもと・じゅん)1979年(昭54)12月17日生まれ、京都市出身の44歳。京都競馬場近くの洛水高校馬術部で馬の魅力に触れる。卒業後は浦和競馬場で騎手を目指すが断念。その後、ノーザンファーム空港(北海道苫小牧市)で経験を積み、ジャスティンミラノ担当・山田正和助手は同牧場の同期。03年に栗東トレセン入り、17年に友道厩舎のスタッフに加わった。