【日本ダービー】(6)コスモキュランダ 加藤士師“親子制覇”に挑む「小さい頃から一番勝ちたいレース」
2024年05月25日 05:22
競馬
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さかのぼること39年。元ジョッキーで現在は調教師の父・和宏師がシリウスシンボリに騎乗しダービーをV。生まれたばかりの加藤士師は口取りで父の腕の中にいた。「もちろん当時の記憶はない。でも後から映像で見て“かっこいいなあ”と。そんな父に憧れて競馬の世界に入ろうと思いました」。加藤士師にとって原点とも言えるレース。力が入らないわけがない。
送り込むのは皐月賞2着コスモキュランダ。「調教師人生はまだまだ長い。だけど、こういったチャンスのある馬で参戦できるのは今後ないかもしれない。だから今回は、なんとしても結果を残さないといけないんです」と加藤士師は強い決意を持って挑む。悲願“親子制覇”を夢で終わらせはしない。
◇加藤 士津八(かとう・しづや)1985年(昭60)2月2日生まれ、茨城県出身の39歳。父はダービージョッキー(85年シリウスシンボリ)で現調教師の加藤和宏。美浦・国枝栄厩舎所属で03年3月に騎手デビュー。JRA通算1054戦20勝で11年に騎手を引退。その後は父の厩舎で調教助手を務め、18年に調教師免許を取得。JRA通算1324戦92勝、うち重賞2勝。