【日本ダービー】(5)ダノンデサイル 安田師 夢舞台も気負いはなし「意識しないように意識しています」
2024年05月25日 05:23
競馬
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この世界に入り、調教師となった父の下で数々のG1制覇に携わった。それでもダービーには縁がなかった。「ダービーには助手の時から参加したことがなくて毎年この週だけはずっと“見る側になっている”という後ろめたさを感じていた。いつかはあの18頭の中に送り出せるように、そういう馬に携われるようにならないとなと思っていました」と悔しい過去を振り返る。
18年に厩舎を開業して初めての夢舞台。それでも気負いはない。「ダービーという意識は消しています。意識しないように意識しています。いつも通り、冷静に馬の雰囲気を見極めるように」ゲートインまで気を引き締めて夢舞台に備える。
◇安田 翔伍(やすだ・しょうご)1982年(昭57)7月8日生まれ、滋賀県出身の41歳。元騎手で元調教師の安田隆行氏の次男。03年から父の厩舎で調教助手。カレンチャン、ロードカナロアといったG1馬に携わった。17年に調教師免許を取得し、18年3月に厩舎を開業。オメガパフュームで18~21年東京大賞典4連覇。JRA通算1415戦138勝、うち重賞8勝。