【唐津ボート・からつスポーツニッポン杯】豊田健士郎 4カド捲りで今年4回目の優勝

2024年05月29日 16:45

ボートレース

【唐津ボート・からつスポーツニッポン杯】豊田健士郎 4カド捲りで今年4回目の優勝
カド捲りを決め今年4Vの豊田 Photo By スポニチ
 優勝戦が29日、晴天、ホーム追い風5メートルの中、第12Rで行われ、カド4コースからコンマ09の好ダッシュを見せた豊田健士郎(28=三重)が捲って1着。5日の津スポニチ杯パール賞以来となる今年4回目の優勝を飾った(からつでは初優勝)。インからコンマ04のトップスタートで残した吉村正明は猛追したものの及ばず2着。3着には中村尊が入った。
 好素性機の56号を手にした時から、このシーンは想像できたか。豊田がV確実ムードの吉村を撃破した。1走目の初日5Rこそ4着だったが、後半のドリームで素早く巻き返して1着。以降は予選を難なくクリアすると準優進出戦1着、準優勝戦2着と来て優勝戦は4号艇。「優勝したこの前の津のペラの形で行こうと思っていた」と地元で頂点に立った時の行き足から伸びが良かった形を、枠番も考慮して決断した。

 「スタートは遅れたと思って全速で行ったのが良かった。吉村さんに勝てたのは奇跡です(笑い)」

 昨年は5回の優勝を決め、今年の戸田クラシックでSG初出場。水神祭を挙げることができなかったことを悔しかった。「来年のクラシック(3月25~30日、若松)にまた出たいですね。水神祭も決めたい」と語っていた前検日。目標は、はっきりしている。

 今年3回目の優勝だった“この前の津”はスポニチ杯のパール賞。今回でスポニチ杯連覇となった。来春のクラシック出場を確実にするには、あと2回の優勝が必要。次節に出走を予定している6月5~9日の多摩川に注目したい。

 ◇豊田 健士郎(とよだ・けんしろう)1996年(平8)3月13日生まれ、三重県出身の28歳。三重支部の115期生として2014年11月の津でデビュー。18年11月の津で初優勝。24年3月の戸田クラシックでSG初出場。優勝19回。同期は権藤俊光、仲谷颯仁、関浩哉ら。1メートル67。血液型O。

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