【函館競輪・スポニチ杯 2日目11R】もの静かな兼本将太がハイテンション「モチベーションが上がる」

2024年05月30日 22:27

競輪

【函館競輪・スポニチ杯 2日目11R】もの静かな兼本将太がハイテンション「モチベーションが上がる」
S級初Vを狙う兼本将太 Photo By スポニチ
 <函館2日目11R>
 兼本将太(27=熊本・117期)が準決勝3着でファイナルへ駒を進めた。11Rを走り終えた時点では決勝へ上がれるかどうか12Rの結果待ち。祈るような表情だった兼本は「日頃の行いがいい人が勝ち上がるんですか? 今からゴミでも拾ってきます」と笑いを誘って茶目っ気たっぷり。運も味方して決勝切符を手にすると「ホッとした。良かったです」と安どの笑みを見せた。

 準決勝11Rは同期対決だった。養成所時代を共に過ごした長田龍拳―佐々木真也がハイペースで飛ばす流れになり、兼本は2コーナー4番手から捲り発進。だが車間を空けていた佐々木のけん制に遭い「余裕を持って行けると思ったが、乗り越えるのに時間がかかった。最後は伸びが足りなかった」とラストは鈴木薫の捲り追い込みに屈する形となった。それでも失速することなくしぶとく踏み続けていた動きは上々。「調子は悪くない」と好調を再確認した。

 闘志をかき立てる目標ができた。7月から約8年ぶりに本場開催が再開する熊本競輪。その一発目のF1開催に兼本が斡旋された。「師匠の倉岡(慎太郎)さん、嘉永(泰斗)君と上野(優太)君もいた」と同門での参戦が決まり、普段はもの静かな27歳がハイテンション。「これはモチベーションが上がりますよ。もっと練習します!」と心を躍らせた。

 熊本の新バンクを走る前に悲願のS級初Vを飾れるか。兼本の熱い走りに注目だ。

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