【びわこボート スポーツニッポン新聞社杯争奪八景賞】飯島昌弘がV 天候急変も冷静に対処

2024年07月09日 18:26

ボートレース

【びわこボート スポーツニッポン新聞社杯争奪八景賞】飯島昌弘がV 天候急変も冷静に対処
スポニチ杯を見事制した飯島昌弘 Photo By スポニチ
 ボートレースびわこ「スポーツニッポン新聞社杯争奪第49回八景賞」の優勝戦が行われ、1番人気に支持された飯島昌弘がインから的確に押し切って1着。3月の戸田以来となる今年2度目の優勝を飾った。平本真之は1周1Mと2Mで全速ターンを駆使して飯島を追い詰めたが2着が精いっぱい。3着は河村了だった。
 11R発売中に大雨と強風で荒れ水面に。スタート展示は15分ほど中断したが、優勝戦は飯島を後押しするかのように天気は回復。絶好の水面で、力強いターンがさく裂した。

 「早いスタートは行けないけど、いいスタートが行けた」。集中力を研ぎ澄ませて外の攻撃を封じ切った。それでも急激な気候の変化に調整はズレていた様子。「今節はずっと対応してきたけど最後は回り過ぎていましたね。落ち着いては回れなかった。でも、みんなも一緒(調整不良)でしょ」。一瞬、肝を冷やしたが、内心はどっしり構えて見事な横綱相撲だった。

 今節は前検から真夏日。序盤は調整不良が目立つ選手が多く、最初は飯島の気配もひと息だった。「ペラと外周りの調整をして、初日5Rぐらいまでずっと試運転して反応があった。新エンジンでここまでいい足になって弾みになる」。下位級から一気にトップクラスの足に変貌を遂げた。大幅な調整の成果が出て自信を増したことは今後の戦いにもつながる。

 このあとはフライング休みを挟んで、戸田のお盆開催(8月11~16日)。「(優勝して)いい休みになります」。今年2回目のVで勢いに乗る関東の実力派が次は地元で貫禄を示す。

 ◇飯島 昌弘(いいじま・あきひろ)1973年(昭48)3月13日生まれ。埼玉県出身の51歳。73期。埼玉支部。93年11月に戸田でデビュー。06年11月に江戸川モーターボート大賞でG1初優勝。通算1680勝、44V。同期には清水攻二、荒井輝年らがいる。1メートル69、血液型O。

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