【ボートレースコラム（秋田麻由子）】後藤美翼＆藤原菜希　いざレディースC!

2024年07月17日 04:30

ボートレース

　そろそろ梅雨明けの気配。夏本番がやって来る。今年のレディースチャンピオン（8月7日開幕）の舞台は福岡。G1初出走となる後藤美翼（みく、34＝東京）は「素直にうれしいです」と目を輝かせた。今期は勝率5.96とキャリアハイを記録。初めてA級に昇格した23年前期は後期にB1陥落したが、今回は24年前期、後期と初めてA級を維持した。「A級をキープしようとやってきたのがいい方向に。6着になることが減りました」。

　小学1年生と5歳の2児の母。「上へということはあまり意識せず、子供たちも見ているからと思うと頑張れるんでしょうか」。背中を押す小さな、いとおしい手が大きな支えとなっている。16年9月以来の福岡に「あまりいいイメージがない」と苦笑いも前回は節間3勝。「まずは水神祭」。コツコツと地力をつけてつかんだG1切符。胸を躍らせて大舞台へ乗り込む。

　同じく東京支部からは2年連続3回目の出場となる藤原菜希（38）も出場。藤原は過去2回、準優で涙をのんだだけに「熱く、冷静に戦いたい。優勝したい」と静かに闘志を燃やす。今年は4月に福岡初V。1年5カ月ぶり通算7回目の優勝を飾ると、同月のからつも優勝と充実。「優出を目標として意識して、前よりいろいろと考えて行動するようにしています」。今期は初めてA1級キープに成功とトップクラスに定着しつつある。“うねり”にも負けない真っすぐな勝利への渇望を胸に、いざ福岡へ！