【熊本競輪 ジャパンC×HPCJC】松井宏佑が強烈捲りV 近況の惜敗を糧に頂点つかんだ

2024年09月04日 18:25

競輪

【熊本競輪 ジャパンC×HPCJC】松井宏佑が強烈捲りV 近況の惜敗を糧に頂点つかんだ
熊本初参戦でVを飾った松井宏佑 Photo By スポニチ
 好メンバーで行われた熊本競輪のF1戦「第69回ジャパンカップ×HPCJC」は4日、S級決勝が行われ、松井宏佑(31=神奈川)が3番手から強烈に捲って通算22回目、今年3度目の優勝を飾った。
 新田祐大が準決で敗れ、初日特選で主導権バトルを演じた松井と犬伏の攻防に注目が集まった頂上決戦。後ろ攻めから押さえた松井が犬伏の2車を送り出し、最終1センターからスパート。賞金ランク6位の岩本が追えないほどの痛烈ダッシュで、完全Vを狙った犬伏をあっさりと捲った。

 「犬伏君がいい勢いで来たので出したが、めちゃめちゃ強かったし気持ちが凄かった。後ろにいても脚をためられなかったですね。何とか捲れて良かった」

 先月はホームバンク平塚でのオールスターと地元の小田原記念。大事なシリーズで決勝進出を果たしたがオールスターが決勝4着、小田原記念が準V。あと一歩のところでVを逃した。

 「ここぞという時の力の出し方とか、いろいろと学ぶことがあっていい経験ができた。プラスになる開催が続いた。もっと頑張らなきゃとも思わされました」

 次走は13日からの宇都宮G2共同通信社杯。来月には弥彦G1寛仁親王牌もある。今年は郡司浩平、北井佑季がG1を制し、神奈川勢が輪界をリードする。「自分も遅れないよう、引っ張っていけるように頑張ります」。勢いを加速した松井が終盤戦も大暴れする。

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