【気になるボートレーサー「ピットUP」】山口晃朋 〝静岡の晃朋〟もよろしく
2024年09月14日 04:30
ボートレース
「今でも西日本のレース場に行くときは、前泊して必ずジムに寄っています。しなやかな体づくり、丸野さんや馬場貴也さんのようなモンキーターンの安定感を高めるのが目標です」
初勝利はデビューから5節目、38走目だった。6コースから捲り差して先陣争いを制した。期末のびわこで2勝目を挙げるなど順調なステップ。大きく知名度を上げたのは、5日目から追配で急きょ参戦した今年1月の江戸川MB大賞。最終日に山田哲也、新田雄史らを相手に“G2初勝利”を挙げた。今年は3回、今期は2回の準優進出があり、今後も非常に楽しみだ。
「近い目標としては来期にA級勝率を取りたい。その後はヤングダービー出場を目標にしています」
レース、取材を通しての印象は冷静で器用。デビューして1年が経過した昨年11月から枠なり進入を基本で戦って、すべてのコースで2勝以上している。握って良し、差して良し。2コース戦の6着が突出しているが、若手の多くがぶつかるカベなので心配無用。今期は転覆4回、妨害失格1回で勝率を伸ばせていない代わりに、スタート事故はなく来られている。伸びシロたっぷり。〝静岡の晃朋〟も要チェックですよ!
◇山口 晃朋(やまぐち・あきとも)2001年(平13)1月18日生まれ、静岡県浜松市出身の23歳。静岡支部の131期生として22年11月に浜名湖でデビュー。23年2月の浜名湖で初勝利。優出、優勝はまだない。師匠は幸田智裕。同期は石本裕武、石渡翔一郎、井上遥妃ら。1メートル62、血液型A。