【気になるボートレーサー「ピットUP」】山口晃朋 〝静岡の晃朋〟もよろしく

2024年09月14日 04:30

ボートレース

【気になるボートレーサー「ピットUP」】山口晃朋 〝静岡の晃朋〟もよろしく
大学は理工学部で学んでいた山口晃朋 Photo By スポニチ
 17日から始まる尼崎で山口晃朋(23=静岡)は楽しみなことがあるという。「香川支部の中村晃朋さんと初めて同じ開催になります。1組しかいない同名の選手なので」。
 高校時代は野球に打ち込み、大学は理工学部で学んでいた。それが就活のインターンシップ前に見た浜名湖ボートで「プロスポーツ選手になりたい」というかつての夢が復活。幼い頃に父からボートレーサーになることを勧められていたこともあって、すんなり家族も後押し。本格的に選手を目指すことになった。受験前には1カ月半ほど京都でホテルステイして、丸野一樹らが利用するジムでみっちり体づくり。2回目の受験で合格した。

 「今でも西日本のレース場に行くときは、前泊して必ずジムに寄っています。しなやかな体づくり、丸野さんや馬場貴也さんのようなモンキーターンの安定感を高めるのが目標です」

 初勝利はデビューから5節目、38走目だった。6コースから捲り差して先陣争いを制した。期末のびわこで2勝目を挙げるなど順調なステップ。大きく知名度を上げたのは、5日目から追配で急きょ参戦した今年1月の江戸川MB大賞。最終日に山田哲也、新田雄史らを相手に“G2初勝利”を挙げた。今年は3回、今期は2回の準優進出があり、今後も非常に楽しみだ。

 「近い目標としては来期にA級勝率を取りたい。その後はヤングダービー出場を目標にしています」

 レース、取材を通しての印象は冷静で器用。デビューして1年が経過した昨年11月から枠なり進入を基本で戦って、すべてのコースで2勝以上している。握って良し、差して良し。2コース戦の6着が突出しているが、若手の多くがぶつかるカベなので心配無用。今期は転覆4回、妨害失格1回で勝率を伸ばせていない代わりに、スタート事故はなく来られている。伸びシロたっぷり。〝静岡の晃朋〟も要チェックですよ!

 ◇山口 晃朋(やまぐち・あきとも)2001年(平13)1月18日生まれ、静岡県浜松市出身の23歳。静岡支部の131期生として22年11月に浜名湖でデビュー。23年2月の浜名湖で初勝利。優出、優勝はまだない。師匠は幸田智裕。同期は石本裕武、石渡翔一郎、井上遥妃ら。1メートル62、血液型A。

おすすめテーマ

ギャンブルの2024年09月14日のニュース

特集

ギャンブルのランキング

【楽天】オススメアイテム