【競輪 浅井康太コラム「虎視眈々」】ケガに耐える、無理もする それが競輪選手だと思うのです

2024年09月29日 04:40

競輪

【競輪 浅井康太コラム「虎視眈々」】ケガに耐える、無理もする それが競輪選手だと思うのです
優里から来たLINEがこれです Photo By スポニチ
 最近は朝晩が涼しくなり、過ごしやすい季節になってきましたね。日中との気温差が出てきましたので体調管理には十分にお気をつけください。
 さて、共同通信社杯で初日に落車をした私。肋骨が折れ、肺挫傷により口からの出血がしばらく続きました。数日間休んだ後、リハビリ程度の運動を開始して現在の状態に至ります。療養中には弟子の(伊藤)優里(126期)からは写真のようなLINEが届きました。

 どんなにひどいケガをしても、必ずトレーニングをしている私のことを身近で見てきたから“珍しすぎて”という言葉を使ってきたのでしょう。

 ただ「痛い、つらい、しんどい」なんて、自分が我慢をすればいいだけのこと。ケガをして弱っていく選手はたくさん見てきた。それを耐えることができれば、寿命が延びると私は思っている。けれども、そんな先輩は身近にはほとんどいませんでした。

 つらい時には、耐えて耐えて耐えきる。そして、無理もする。それが競輪選手だと私は思う。

 現在は北勢グループから離れて溝口葵(117期)と2人でトレーニングをしています。リハビリから乗り込み、モガキの全てにおいてお互いに理解し合い、いいトレーニングができている気がします。

 ストレートでクビになりそうだった子が今年はA級優勝5回。すごく成長しています。現在、和歌山F2に出場中なので、ぜひ応援してあげてください。そして今後も注目してあげてください。

 私は今年で40歳になりましたが、思っていた以上にケガの治りも早く、10月1日からの函館競輪(F1)は出場を予定しています。いいメンバーがそろっている開催です。応援よろしくお願いします。

 あと、28日に四日市競輪で行われた500勝セレモニーでは、たくさんの方々からお祝いの言葉を頂きました。ありがとうございます。今まで積み重ねた勝利数を一つでも伸ばせるように、今後も日々努力して結果を求めていきます。(競輪選手)

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