【競輪 浅井康太コラム「虎視眈々」】ケガに耐える、無理もする それが競輪選手だと思うのです
2024年09月29日 04:40
競輪
どんなにひどいケガをしても、必ずトレーニングをしている私のことを身近で見てきたから“珍しすぎて”という言葉を使ってきたのでしょう。
ただ「痛い、つらい、しんどい」なんて、自分が我慢をすればいいだけのこと。ケガをして弱っていく選手はたくさん見てきた。それを耐えることができれば、寿命が延びると私は思っている。けれども、そんな先輩は身近にはほとんどいませんでした。
つらい時には、耐えて耐えて耐えきる。そして、無理もする。それが競輪選手だと私は思う。
現在は北勢グループから離れて溝口葵(117期)と2人でトレーニングをしています。リハビリから乗り込み、モガキの全てにおいてお互いに理解し合い、いいトレーニングができている気がします。
ストレートでクビになりそうだった子が今年はA級優勝5回。すごく成長しています。現在、和歌山F2に出場中なので、ぜひ応援してあげてください。そして今後も注目してあげてください。
私は今年で40歳になりましたが、思っていた以上にケガの治りも早く、10月1日からの函館競輪(F1)は出場を予定しています。いいメンバーがそろっている開催です。応援よろしくお願いします。
あと、28日に四日市競輪で行われた500勝セレモニーでは、たくさんの方々からお祝いの言葉を頂きました。ありがとうございます。今まで積み重ねた勝利数を一つでも伸ばせるように、今後も日々努力して結果を求めていきます。(競輪選手)