【凱旋門賞】陣営のひと言

2024年10月06日 05:15

競馬

 (1)ザラケム(レニエ師)コンディションには満足しているし、初めてこの馬を見たジョッキー(C・デムーロ)も満足と言っていた。4月にアルクール賞を勝った後はずっと凱旋門賞をターゲットにしてきた。ロンシャンは得意だし馬場状態も問わない。メンコを着け、ジョッキーも替わって距離を延ばすし、それがいい方に出れば。
 (2)アヤザーク(フアシェ師)1回使ったことでコンディションが上向き。ペースが速くなりそうだし、2400メートルに戻ることに不安はない。馬場は軟らかければ軟らかいほどいい。ここがラストラン。万全の状態で送り出したい。

 (3)ファンタスティックムーン(シュタインベルク師)前走は全てがうまくいった。その後もコンディションは万全。今年は昨年(11着)以上に準備に時間をかけている。この馬は間隔が空いている方がいいし、これはプラス材料。一つ確実に言えるのは昨年より、はるかに状態がいいということ。これまで勝ったレースのように道中リラックスして走れば最後は素晴らしい脚を見せてくれるはず。

 (4)アルリファー(J・オブライエン師)2走前はシティオブトロイの2着、前走はベルリン大賞を勝つなど、いい走りをしている。その後もいい状態をキープ。馬場状態は特に気にしない。先週、ジョッキー(武豊)が稽古をつけてくれて馬と意気投合したようだ。日本のレジェンドだし、乗ってくれることに感激している。常に力を出し切る馬だし、ここもそんな走りをしてくれるはず。

 (5)セヴェナズナイト(馬主テリー・ヘンダーソン氏)2走前のサンクルー大賞は馬場が硬過ぎて力を発揮し切れなかったけど、展開もこの馬向きではなかった。血統を考えると先々、成長が見込める。馬場が軟らかければ、ここもチャンスがあると思う。天気予報を見て、運を試してみようとなった。仕上がりは万全。トレーナーも稽古の動きに満足しています。

 (6)コンティニュアス(A・オブライエン師)前走の結果には満足している。前に行かざるを得なくて、この馬向きの展開にならなかった。ペースが速い方が合っている。昨年(5着)以上に走ってくれるはず。

 (7)ブルーストッキング(ライアン)前走はこの馬が一番強いと確信していた。枠順は良くなかったし、ペースも向かなかったけど全てがうまくいった。ベケット師ほど牝馬の扱いがうまいトレーナーはいないでしょう。2400メートルはぴったり。自在性があって馬場状態を問わない。今年に入って力強さが増して4歳の今、まさに絶好調だと思う。競馬が上手になっているし大仕事をやってのける可能性は十分にある。

 (8)マルキーズドゥセヴィニエ(馬主エドゥアール・ド・ロチルド氏)仕上がりには何の問題もない。本当に素晴らしい牝馬。血統、調教の走り、体のつくりから2400メートルの適性はある。調教で気難しい面は一切、見せない。以前は調教で行きたがったり、物見をしたりするところがあったけど今は気難しい面を一切、見せない。どんな馬場状態でもこなすと思う。これがラストランの予定。力を出し切って、それでどれだけやれるか見てみたい。

 (9)ルックドゥヴェガ(C&Y・レルネール師)夏場に休ませたので前走はベストの体重より重く、まだ100%でないことは分かっていた。初の2400メートルで前に行かざるを得なくなった展開を考えれば、それほど悲観する必要はない。1回使ったことで調整がうまくいったし、状態は申し分ない。体が絞れ、まるで美術品のように美しく仕上がった。馬場状態を問わず、しまいは脚を使える。相手は手ごわいけど我々も負けるつもりはありませんよ。

 (10)シンエンペラー(岡助手)1週前追い切りの時点で仕上がりに問題はなかったので今週は息を整える程度で軽めの追い切りをした。以前と比べて動き自体はスムーズになっているし、1回使って状態は上向き。馬もやる気になっている。

 (11)サンウェイ(ムニュイジエ師)(参戦の経緯は)前走は少し間隔が空いて良化の余地を残す段階だった。そこを使って状態は上向き。前走は直線、前をカットされるシーンがあったし、今年はここまであまり運がなかった。今度こそスムーズな競馬をして、どれだけやれるか見てみたい。

 (12)デリウス(メンディザバル)馬は仕上がっている。前走はいい走りだった。切れ味はなかなかのものがある。スタートは抜群で、ソジーの後ろにうまく付けられて、その後はリラックス。直線、もう少し伸びるかと思ったけど、いずれにせよ長く脚を使える。大型で跳びが大きいので適距離で力を発揮するタイプ。チャンスは十分にあるし、存在感を示してくれると思う。

 (13)ソジー(レーシングマネジャーのピエール=イヴ・ビュロー氏)この距離をこなせることも、ロンシャンに向いていることも分かっていた。前走は鞍上が何もする必要はなく、この馬自身が自ら走ってくれた。凄く落ち着きがあり、それが大きな強みになる。肉体的にも成熟の域に達しつつある。ああいうレースを勝ったなら、凱旋門賞でシーズンを締めくくるのが道理。仏ダービーは先着した馬が強かったと思うけど、この馬も脚を余していた。前が詰まって行き場を探す場面があったから。われわれはずっと、この馬を高く評価してきた。道中リラックスして走ることが大事。

 (14)ロスアンゼルス(A・オブライエン師)愛ダービーを勝った時に凱旋門賞を考えた。英セントレジャーに使うことも考えていたけど、あのレースは他に出走する馬がいたので。前走の走りは満足できるものだった。4着までに入れば凱旋門賞でも善戦できると考えていた。前走後は全て期待していた通り順調。状態はとてもいい。大きな馬で肉体的にも、成長途上。その分、まだ底を見せていない。2400メートルに戻すことに不安はない。最強の馬たちを相手にする世界で最も難しいレースの一つ。馬場も力が要るし、戦術的な駆け引きもある。3歳馬にとってはタフなレースで全てがかみ合わないと勝てない。

 (15)シュルヴィー(クレマン師)オーナーと話し合った結果、最終的に牝馬限定のオペラ賞ではなく凱旋門賞へ。今年はいろいろな馬にチャンスがありそうだし、3歳牝馬は負担重量の面で非常に有利な立場。それで出走を決断した。前走は何から何まで、うまくいかなかった。枠順が良くなくて前に馬を置くことができず、あのレースは度外視していいと思う。状態も前走と比べて、はるかにいい。

 (16)アヴァンチュール(レーシングマネジャーのピエール=イヴ・ビュロー氏)トレーナーと時間をかけて話し合い、この距離が一番合っているという結論に至った。オペラ賞だと牝馬限定でも2000メートルだから。同舞台の前走で好走したので、ここも善戦できると思っている。出走を決めた以上、全力で挑む。この馬は馬場状態をあまり気にしない。とてもいい状態で出走できそうだし、あとは力を出し切ってくれることを願うだけ。

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